今から約100年以上前、フランスのパリで「Destombes(デトンブ)」というベルベットを得意とした高級生地メーカーが創業しました。「Destombes」が作り出す、その光り輝くような美しく上質なベルベットに、当時のブルジョワの方々は、カーテンやソファなどの室内装飾はもちろん、丈夫なベルベット生地は、豪華な馬車の内装用として多く使用されました。パリから北へ電車で45分ほどいったシャンティイ市にある有名な「シャンティイ城(Château de Chantilly)」の室内装飾としても、この「Destombes」の美しいベルベットが使用されています。
その後、2007年に現在のオーナーであるAntoine d'Albiousse氏により「Destombes」のスピリットが引き継がれ、当時のベルベットの技法を用いた上質なモダンベルベットのラインを新たにスタートさせました。同時に、ブランド名も現在の「Antoine d'Albiousse(アントワーヌ・ダルヴィウス」へ変更されました。
彼らが作り出すこれまでの常識を超えたオリジナリティ溢れるユニークなベルベットは、世界中のデザイナーへ新たなインスピレーションを与え、装飾の可能性を広げた生地だと言われています。