
ルイ15世の治世中、メゾン「アモ」のクリエーターは、リヨンのシルク工場の最高責任者であり、メゾン「アモ」の創設者であるセギンやミシェルは、パリの織物商人でした。メゾン「アモ」は、一般階級の市民にはお目にかかることができない王室御用達の生地メゾンであり、全ての政権下で、ガルドミューブルの公式生地メゾンの1つでありました。ルイ16世やナポレオン1世の下では、ヴェルサイユ宮殿やチュイルリー宮殿の室内装飾用の生地を担当し、シャルル・ド・ゴール大統領の下では、エリゼ宮や大トリアノン宮殿の内装を担当しました。
2000年にメゾン「アモ」のオーナーが亡くなった後、ジャン=フランソワ・プティは、メゾン「アモ」の生地事業を買収しました。今日、アモコレクションの知名度は、テキスタイルのスペシャリストのみならず、世界中の人々を魅了し続けています。 15世紀から18世紀にかけてのオリジナルデザイン版は、現在でもシルク専用の手織り機で織り続けられており、当時の最も偉大なリヨンの生地メゾンの一流シルクが伝承され続けています。そのオリジナルアーカイブは、現代のインテリアデザインにとって、源となるインスピレーションを与え続けています。